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“勝間和代ブーム”のナゼ?

斎藤 環(精神科医)

誠実さとフェアネス

 いまや世を挙げて「勝間和代」ブームである。

 このところ、彼女の名前をメディア上で目にしない日はないといってよい。新聞、テレビ、ラジオなどにおいて、彼女の存在感は圧倒的なまでに際立っている。書店に行けば彼女の本はいつでも平積みで、場合によっては「勝間和代コーナー」が設けてあったりする。

 聞くところによれば、彼女の人気は熱心なファンによって支えられているらしい。30代前後のOLを中心に「カツマー」と呼ばれるファン、もしくは「信者」が急増しつつあるという。

 そもそも「勝間和代」とは、いったい何者なのか。

 最強のワーキングマザーにして、現在最も人気のある経済評論家。一応これが、最も簡単な肩書ということになるのだろうか。もっとも、その活動のフィールドは多岐にわたるため、簡単には要約しにくいのも事実だ。

 勝間氏は1968年に東京に生まれた。よく知られているのは、大学2年生の19歳で公認会計士試験二次試験に合格したというエピソードで(三次試験は23歳で合格)、これは当時の最年少記録であるという。慶應義塾大学商学部を卒業。21歳で第1子出産。アーサー・アンダーセン、JPモルガン・チェース、マッキンゼーなどの勤務を経て、投資顧問業および経営コンサルタントとして独立。現在は、株式会社監査と分析代表取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授としても活躍中であるという。

 彼女の公式ホームページには、これまでの華々しい受賞歴が記されている。以下そのまま転載しよう。

「ウォール・ストリート・ジャーナル『世界の最も注目すべき女性50人』選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第1回ベストマザー賞(経済部門)。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders」

「少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上、など、幅広い分野で発言をしており、ネットリテラシーの高い若年層を中心に高い支持を受けている」

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