最短3日で殺される
衆院選挙、エコカー、新型インフルエンザ……これだけニュースがにぎやかないま、あえて、ペットの殺処分という、誰からも注目されない問題を取り上げてみたいと思う。
そもそも、ペットの殺処分問題とは何か? ご存じのない方のために箇条書きでまとめておく。
・年間29万頭の犬や猫が保健所や動物愛護センターなどで公に殺されている
・殺す方法は二酸化炭素による窒息死である
・窒息死させる装置には「ドリーム・ボックス」という皮肉な名前がついている
・迷子になった犬や猫が保健所や動物愛護センターに引き取られた場合、最短3日で殺されてしまい、飼い主が探せないうちに殺される愛犬・愛猫もいる
なぜ、国民の多くが犬や猫をかわいがっているはずの日本で、このような野蛮な行為がまかり通っているのか、不思議としか言いようがない。
私は、数年前からペットの殺処分についてさまざまな媒体で問題提起をしてきたが、今回、国会議員、環境省、現場の保健所・動物愛護センターなどへの数カ月にわたる取材を通して、この問題の現状と解決策を探ってみた。
以下、関係者へのインタビューを中心に、主に犬の殺処分問題について考えてみたい。
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